圃場整備事業とは?
「ほ場整備」の歴史
奈良時代
じょうりせい
『条里制』
明治時代
こうちせいり
『耕地整理』
昭和38年
『ほ場整備』
現  代
県営平川左岸地区圃場整備事業の概要
1.概要と目的
受益面積 609ha(H16年度現在)
事業工期 昭和49年度〜平成元年度
事業費 4,652,000千円
負担割 45.0% 27.5% 地元27.5%
工  種 事業量 事業費

区画

整理
整地工 675ha 512,000千円
水路工 213Km 1,473,000千円
道路工 80Km 529,000千円
暗渠排水 189 ha 199,000千円
客土 154 ha 398,000千円
測量試験費   59,000千円
用買補償費   90,000千円
換地費   193,000千円
営繕費   3,000千円
工事雑費   59,000千円
その他   1,137,000千円
  4,652,000千円
2.換地計画の期本方針
年度別工事
工区 工  期 工事場所 農地面積
4工区 昭和49年度 大鰐町 森山 38ha
1−2工区 昭和50年度 弘前市 門外、新里、小比内 75 ha
1−1工区 新里、下川原
2−1工区 石川
2−2工区 昭和51年度 弘前市 石川 139 ha
2−3工区 石川
3工区 大沢
2−4工区 昭和52年度 弘前市 堀越 162 ha
3工区 大沢、松木平、清水森
2−5工区 昭和53年度 弘前市 堀越 110 ha
3工区 大沢、小栗山
1−3工区 昭和54年度 弘前市 小比内、門外 138 ha
2−4工区 堀越
2−4工区 昭和55年度 弘前市 堀越 13 ha
工 種 数 量 主  要  工  事
整地工 675ha 30a 100m×30m 641ha 4ha
20a 100m×20m  30 ha
道路工 80,030m 幹線道路 T型 4,130m 7.0m アスファルト舗装0.15m
U型 3,930m 7.0m 砂利道0.15m
支線道路 T型 16,725m 5.0m 砂利道0.15m
U型 54,645m 4.0m 砂利道0.15m
連絡農道 600m 4.0m〜7.0m 砂利道0.15m
水路工 214,630m 支線用水路 20,820m コンクリート製水路
小用水路 103,070m コンクリート製水路
支線排水路 8,600m コンクリート製水路
小排水路 82,140m 土造一部コンクリート製水路
暗渠排水工 280ha  
客土工 179ha 客土深5p
主要工事計画
国営平川農業水利事業 国営付帯県営かんがい排水事業 県営平川左岸地区圃場整備事業
 国が進める農地の整備事業で、効率の良い農地に改良するものです。
 狭少な農地の区画を整備・拡大し農道、用排水路等を整備することにより農業生産性を向上させ、大型の農業機械が入りやすいように田圃(たんぼ)や畑のかたちを整えたりします。また、合理的な用水や排水の管理をするため水はけを良くしたりして、色々な作物を作ることが可能になります。更に点在していた農地を集積することにより、農業の面ばかりでなく生活面の利便性が向上され、農村社会の生活環境の改善にも大きく役立ちます。
 この地域は、弘前市の東部を流れている平川左岸沿いに展開する、弘前市および大鰐町の1市1町にまたがる水田地帯であり、その面積は828haである。地形は沖積台地であり、地域標高30m〜70mで、その傾斜は一般に南西から北東に向って傾斜しており、その傾斜度は1/100〜1/500となっている。
 用水源については、平川・三ッ目内川・大沢川及び溜池や地下水にたよっている。よって用水不足の解消を図るため、国営事業により早瀬野ダムが昭和42年度から着手されている。排水路については地域内に見るべきものもなく、用排兼用水路であるため排水不良である。よって地区内に国・県営および本計画において排水路を新設改修して、用排分離し、排水不良の解消を図る。本計
画地域は、国営事業に直接関連受益地であるため、国営計画を基本とし計画樹立されたもので、古田整理に伴行して道路及び用排水路を造成して、土地基盤を根本的に改善するものである。
 そして農作業の機械化はもちろん、集団化を図り、維持管理と労力節減と合せて受益者の経済基盤の確立ならびに生活改善を図るものである。
 換地委員、評価委員を主体とした調査員により、事前換地をし、経営能力及び土地評価等を調査するとともに、地区内各部落間の出入作を調整して農地集団化を図り協同作業による不足労力を解消すると同時に経営の近代化を進める。換地工区は鉄道および道路を境として4工区とする、これは営農集団、水利条件、換地計画等を考慮したものである。